Ecodelic Movie, 2013

リサイクル工場(リーテム水戸工場)を被写体とし、機械、テクノロジーなどハードが内包する魅力に焦点を当てた。無機的で硬質な工場のイメージだけではなく、一方で鮮やかな色彩を放ちながら動き続けている工場の力強い姿を捉える。「Ecomotion」の対となる作品。

監督:二瓶剛
音楽:大友良英
参加ミュージシャン:大友良英、Sachiko M、江藤直子、近藤達郎
プロダクションマネジメント:SETENV
プロデュース:株式会社リーテム

二瓶剛

1975年北海道生まれ。映像作家。
東京造形大学在学中より様々な映像プロジェクトに参加。領域問わず演出・撮影・編集・投影を手掛ける他、イベントの企画制作など行う。

- pv「SHINICHIRO ARAKAWA DM」(1996)
- movie「サルサとチャンプルー Cuba/Okinawa」(2001)
- projection「TENORI-ON Launch Event in Tokyo」(2008)
- exhibition「suzuki takayuki 11 SS」(2011)
- event「Lunometers」(2010-2011)
- projection「CINEMA dub MONKSの音と布と食の大サーカス展」(2013)
- television program「私の履歴書」(2013)

大友良英

ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー

1959年横浜生まれ。10代を福島市で過ごす。常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。映画音楽家としても数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は70作品を超える。近年は「アンサンブルズ」の名のもとさまざまな人たちとのコラボレーションを軸に展示する音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障がいのある子どもたちとの音楽ワークショップや一般参加型のプロジェクトにも力を入れている。2011年の東日本大震災を受け「プロジェクトFUKUSHIMA!」を立ち上げる。2013年、NHK朝の連続ドラマ「あまちゃん」の音楽も担当。著書に『MUSICS』(岩波書店)、『大友良英のJAMJAM日記』(河出書房新社)、『ENSEMBLES』(月曜社)、『クロニクルFUKUSHIMA』(青土社)、『シャッター商店街と線量計』(青土社)等。

Sachiko M

劇団の音響技師を経て、1994年サンプラーを手に音楽活動を開始。1998年、テスト・トーン用のサインウェイヴと、スイッチノイズを用いた極端なまでにシンプルでミニマリスティックなサウンドと、潔いまでに徹底した音楽に対する姿勢を示し、世界的な注目を一気に集め、孤高の即興演奏家として知られるようになる。2003年、「アルスエレクトロニカ」デジタルミュージック部門ゴールデンニカ賞を受賞。2004年、初のサウンドインスタレーション「I'm Here」を発表。音楽演奏と同時に展覧会の発表、写真撮影にも力を入れ、多ジャンルにわたる活動を続けている。2011年~2013年、個展「I'm Here -shortstay-」を巡回。写真集『Where we are』、『Sachiko M sound installation I'm Here -shortstay-』を出版。2013年NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の劇中歌『潮騒のメモリー』他、の作曲に参加。

『where we are』
『Sachiko M sound installation I'm Here -shortstay-』
ホームページ
Twitter

江藤直子

武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。在学中よりバンド活動を始める。様々なジャンルのアーティストの作品やコンサートに参加する他、映画やNHKドラマ、CM音楽の作曲、編曲も数多く手がけている。Giulietta Machineとして4枚のアルバムをリリースしている。


近藤達郎

「チャクラ」「ウニタ・ミニマ」「三橋美香子と総本山」等数々のバンドで鍵盤楽器・作曲などを担当、小川美潮、Phew、原マスミ、大友良英、くじら(杉林恭雄)など多くのアーティストとも活動を共にする。現在は「ラブジョイ」「先カンブリアクラリネット四重奏団」に参加。劇音楽では、如月小春や、渡辺えりの近年の作品の多くを手がけ、映画音楽に『かもめ食堂』、『桐島、部活やめるってよ』等。CMのための作編曲も多数。